こよみのぺーじ 日刊☆こよみのページ スクラップブック  (PV , since 2008/7/8)
■今年の「中秋の名月」は大きめ
 少々天気が心配な、今日は中秋の名月。
 晴れてくれるといいですね。
 それはさておき、本日も中秋の名月を話の種とさせていただきます(話の種
 が不足気味ですから・・・)。

◇今年の名月はいつもより大きいの?
 昨日の皆様からのお便り紹介でちょこっと触れたのですが、今夜の中秋の名
 月の月はいつもより大分地球に近くて、その分大きく見えるはずです。

 明日、9/28の午前10時頃に地球と月の距離がおよそ356900kmと最近となりま
 すから、その半日前でもかなり近い(今夜、午後 9時の地球と月の距離はお
 よそ357200km)。地球と月との平均距離はおよそ384400kmですから、平均に
 比べると、月の見かけの直径は1.07倍になるということになります(7%くら
 いか・・・なんていわないで下さい)。

 と、ここまで書いてみると気になることが。
 そう、今年の中秋の名月は大きいって言ったら、歴代何位くらいだろうと、
 気になるじゃ有りませんか。

 気になったので、1930〜2029の 100年間の中秋の名月、 103回について、地
 球と月の距離を計算して比べてみました(月が近いほど大きく見えるわけな
 ので距離で比べました)。計算条件は、中秋の名月の日本時午後 9時の時点
 での地球中心と月中心の距離です。
 近い順に並べた Top10は次のとおり。

  No.1  356880km 1935/09/12
  No.2  356990km 1997/09/16
  No.3  357200km 1944/10/01
  No.4  357200km 2015/09/27 ← 今夜
  No.5  357210km 1953/09/22
  No.6  357420km 2006/10/06
  No.7  357800km 1988/09/25
  No.8  357950km 1971/10/03
  No.9  358380km 2024/09/17
  No.10 358510km 2014/09/08

 残念ながら表彰台は逃しましたが、4位入賞を果たしました。
 3位の1944年と比べるとその差はわずかに25km・・・。惜しい。
 ということで、今年の名月は、ほとんどメダル級に大きな名月ということで
 す。お供えの団子もメダル級に、大きくしなくっちゃ・・・。
 次に、今夜くらい大きな中秋の名月が見られるのは第9位の2024年。9年後
 です。

 後は、本当に天気次第ですね。
 大きなお月様を眺めながら、お月様からのお下がりの大きめの月見団子をほ
 おばれることを祈ります。

◇大人の事情説明
 ・なぜ1930〜2029年で比べたの?
 ひとまず、 100年分の比較をしようと思いました。
 「次に大きな月が見えるのは」と書くために、少し先まで計算しようと考え
 ましたが、2033年まで延ばすと、まだごたごたしそうな旧暦2033年問題が影
 響するので、その少し前で打ち止めして1930〜2029年までで比較しました。

 ・ 100年間で 103回の中秋の名月?
 お気づきでしたか?
 1930〜2029年の 100年間で比較した中秋の名月の数は 103回。
 3回多くないですか???

 ちなみに、これは閏八月十五日も中秋の名月に数えたためです。
 大体、こうした行事は本月だけで行うことが多いのですが、目出度いことな
 ら二回やってもいいんじゃ無いかということで(そうした先例もあるので)
 閏八月十五日も加えた結果です。
 追加された閏八月十五日があった年は

  1957年 , 1976年 , 1995年

 の3年でした。
 以上、大人の事情(?)説明でした。

  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
   magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。)

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2015/09/27 号

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