こよみのぺーじ 日刊☆こよみのページ スクラップブック  (PV , since 2008/7/8)
■今日はスーパームーンの皆既月食です
 昨夜の中秋の名月のお月見はいかがだったでしょう?
 東京では、雲が多めでしたが、雲の切れ間も多くて、結構よく見えました。
 お月見には団子・・・のつもりでしたが、気がつくと月餅を食べていたかわ
 うそでした。

◇十五夜の翌日は満月で、月食の日
 中秋の名月から一夜明けると今度は、天文学的な満月の日。
 そして皆既月食の起こる日です。
 ただし、この皆既月食は日本では見えませんけれど。
 残念でした。

 月食は、満月になる瞬間の前後で起こります。今回の満月の瞬間はというと
 日本時では、11時51分。真っ昼間で、この時間帯の満月はは、地球の反対側
 でないと見えないことになります。
 月食が起こる時間は、日本時で書くと

  部分食の始まり  10時 7分
  皆既月食の始まり 11時11分
  食の最大     11時47分 (食分 1.28)
  皆既月食の終わり 12時24分
  部分月食の終わり 13時27分

 これじゃあ、月食も見えるはずがない。
 今回の場合は「ちょっと残念でした」というのではなくて、全然見込み無い
 状態といえます。ここまでダメなら、却ってサッパリして気分がいい?

 日本の反対側にある、ヨーロッパやアフリカ、それに南北のアメリカ辺りで
 は、きっとよい具合の月食が見えることでしょう。
 ちなみに、月食は日食と違って、その瞬間に月が見えるところであれば、世
 界中何処でも食の終始時刻、最大食の時刻などは同じになりますので、前述
 の日本時に日本との時差を補正すれば、その土地での月食の終始時刻等がわ
 かります。

◇ついでにスーパームーン
 今回の満月は、月が地球に近づく、近地点通過と満月の瞬間が1時間ほどし
 か違っておらず、こうしたときには、いつも以上に地球に近づくことが知ら
 れています。
 近年は、こうした状況を「スーパームーン」などと呼ぶようです(占い出身
 の言葉のようです)ので、今回の月食は、スーパームーンの月食ということ
 になります。
 近地点の通過は日本時で10時46分。もう部分月食が始まっております。
 このときの地球と月の距離は、35万6900kmほど。見かけの直径が7%大きなお
 月様ということになります。

◇春の月食の反対側で起こる月食
 まだ覚えている方もいるでしょうか?
 日本でも今年の春に月食が見られたことを。
 日付は 4/4。

 今回の月食はその 177日後の月食。
  177日というとちょうど、 6朔望月の日数。
 つまり、地球の軌道でいうと春の月食から、ほぼ半周下辺りで起こる月食で
 す。

 今回は見られませんが、半年前には見えたのだから、よしとしましょう。
 日本では、月食が終わってから 4時間ほどして、何事もなかったような大き
 な満月が昇ってくることになります。

  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
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オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2015/09/28 号

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