こよみのぺーじ 日刊☆こよみのページ スクラップブック  (PV , since 2008/7/8)
■クリスマスの日と満月の日の一致
 あと1週間ちょっとで、クリスマス。
 すでに、「街はクリスマス一色」というところも多いことと思います。
 まあ、私の出歩く範囲では、一色に染まるほどの場所はないのですが、それ
 でも、大分それらしい雰囲気にはなってきております。
 こんなクリスマスの近づいたあるとき、

  今年はクリスマスと満月の日が重なる
  21世紀最初の年というのは本当ですか?

 という質問を受けました(Web こよみのページの掲示板で)。
 私にとっては、「へ〜、そうなんだ」というくらいの話ですが、質問を受け
 たので、一応その真偽を確かめてみました。

◇クリスマス近辺に満月を迎える日
 既に満月の日時について作ってある資料を使って、簡単に確かめられる1900
 年〜2070年までの期間で、クリスマス近辺に満月を迎える年月日とついでに
 満月の時刻を調べてみました。
 それが以下の結果(日時は、日本時による)。

 1.12/24〜12/25の間に満月となる年月日&時刻
  1912/12/24(14時)
  1931/12/25(08時)
  1950/12/24(19時)
  1996/12/25(06時)

 2.12/25〜12/26の間に満月となる年月日&時刻
  1901/12/25(21時)
  1920/12/25(22時)
  1977/12/25(22時)
 ◎2015/12/25(20時)
  2034/12/25(18時)
  2053/12/25(18時)

 3.その他
  1939/12/26(20時)
  1958/12/26(13時)
  1969/12/24(03時)
  2007/12/24(10時)
  2026/12/24(10時)
  2045/12/24(10時)
  2064/12/24(03時)

 1,2の区切りは日本時正午としました。つまり「12/24〜12/25」とある場
 合は、12/24の正午から12/25の正午直前までの間に天文学的な満月を迎える
 ものを表すという意味です。
 やはり、「その日の夜に満月を迎える日」が、より質問者の意図に近いもの
 だと考えましたので。

 この区分で行くと、今年は2の12/25〜12/26の間に満月を迎える年というこ
 とになります。同じ2の区分に入る日付を見ると直前は1977年、直後は2034
 年がこれに当たります。

 ネットなどでは「38年ぶり」などという記事がありますので、どうやらこの
 2区切りで考えられているようです。であれば、直前が1977年ですから、

  21世紀最初の年

 というご質問者の質問内容は正しいということになります。
 (1の場合を含めて考えても、21世紀最初の年となります。ただし、この場
 合は19年ぶりのということになりますが)

◇クリスマスの日と満月?
 質問については、これだけで十分こたえられるわけですが、へそ曲がりなか
 わうそは、ここで疑問に思いました。
 それは、クリスマスの日ということです。
 クリスマスの行事を見ると、クリスマスとは

  12/24の夜から翌日にかけて

 というのが本来の姿と思われるのですが、だとすると「クリスマスの日と満
 月の日の一致」という話には1の12/24〜12/25の方が、適当なのではないか
 という気がします。考えすぎかな・・・?

◇「その他」を入れたのは?
 「3.その他」を加えた理由ですが、「考えすぎかな」とは思いつつも念の
 ためです。

 今回書いた年月日&時刻は日本時によるもの。天文学的満月は世界中どこで
 も同じ瞬間ですが、日付の方はそれぞれの地域の「世界時との時差」によっ
 て切り替わるタイミングが異なります。ですから、日本以外の地域では、日
 本では12/26日でも12/25となるところもあるわけなので、ちょっと心配にな
 って、入れてみました。考えすぎ?

◇最後の疑問と「なるほどね!」
 そして最後の疑問は、「クリスマスと満月の日が一致」が話題になる理由。
 たんに、そんなことがあるのが珍しいということならそれでいいのですけど
 それ以外に、クリスマスと満月との間に何か行事としての関係とかあるのか
 な? 私が知らないだけだろうか。

 ちなみに、2のリストからすると38年ぶりで、1も考えると19年ぶり。3も
 加えると 8年ぶり。
 38年、19年、 8年・・・ああ、なるほどね。
 日刊☆こよみのページ読者の皆さんなら、この間隔を見れば同じように、

  なるほどね!

 と思ってくださることでしょうね。

  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
   magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。)

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2015/12/17 号

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