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■蓮の花と観蓮節
 その昔の中国(まだ太陰太陽暦、いわゆる旧暦が使われていた頃の)では、
 六月二十四日は観蓮節(かんれんせつ)と呼ばれ、蓮の花が開く様を眺める
 観蓮会が開かれました。

 この中国の風流な行事は、江戸時代の儒学者たちによって日本にも紹介され
 て、上野の不忍池で催されました。
 今日は旧暦の日付では六月二十日。まもなく昔の観蓮節の日付がやってきま
 す。

◇大賀博士と観蓮節
 蓮と言えば思い出されるのが、大賀蓮。
 大賀ハスは1951年にハスの研究者であった大賀一郎博士が千葉県千葉市検見
 川の落合遺跡(縄文時代の遺跡)から発掘されたハスの実 3つの内の 1つを
 発芽させることに成功したもの。

 発芽したこの古代の蓮は見事に花を咲かせ1952/07/18開花)、現在では全国
 各地にその子孫の蓮が花を咲かせています。

 ちなみに、同遺跡から発見された古代の丸木船の木は放射性炭素年代測定の
 結果、3000年以上前に生きていた木であることがわかっています。ハス自体
 の年代はというと発芽実験のため 3つとも使われたため測定されておらず、
 はっきりとはわかっていないそうですが、丸木船の木から1000年後と考えて
 も、2000年々以上昔、弥生時代以前のハスであることは間違い有りません。

 この古代の蓮で有名な大賀博士が中心となって、昭和35年(1960年)から不忍
 池で、観蓮会が行われるようになりました。大賀博士たちの観蓮会は旧暦時
 代の六月二十四日から日付だけ一月遅らせた、いわゆる月遅れの日付、新暦
 の七月二十四日で行われました。

 蓮の花は七月〜八月ごろにかけて見頃になる花です。
 この週末も、どこかの池できっと花を咲かせていることでしょう。
 この週末、泥の中から生まれながら、泥に染まることなく美しく咲く蓮の花
 を探して、眺めてみてはいかがでしょう。

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オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2016/07/23 号

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