こよみのぺーじ 日刊☆こよみのページ スクラップブック  (PV , since 2008/7/8)
■針供養
 今日、 2/8は針供養の日です。
 針供養は江戸時代に始まった行事で 2/8に行うところと12/8に行うところが
 あります。しいてどちらが有力かというと、今日 2/8に軍配が上がりそうで
 す。

 針供養は、一年の間活躍してくれた古い針を神様に納め、豆腐などの軟らか
 い物に刺して休ませて、やがては塩をかけて土に返す行事です。

◇針供養の日付け
 針供養の日である 2/8と12/8はどちらも

  事の八日(ことのようか)

 と呼ばれ、「事始め」あるいは「事納め」の日とされています。
 この「事始め」と「事納め」の日、どちらが 2/8でどちらが12/8課というと
 面白いことにそれぞれの日が、

  事始めの日であり事納めの日である

 と、両義を兼ね備えています。
 2/8 に関して云えば、正月行事の事納めの日であり農事にとっての事始めの
 日で、12/8は農事にとっては事納めの日であり、正月行事の事始めの日であ
 るという関係です。

 生産活動という人の生活のための期間の始めと終わりの日は、人の生活を離
 れ、歳神を迎える特別な期間の終わりと始まりの日。
 2/8 と12/8の二つの「事の八日」にはこんな意味があるようです。

◇再び「針供養の日」
 既に書いた通り、針供養もも 2/8に行うところと12/8に行うところがありま
 す。12/8は人が一年の仕事を終えた事納めの日針を供養するという考えから
 もう一方の 2/8は人が一年の仕事を始める事始めの日からは、新しい針で仕
 事するので、役目を終えた古い針を供養するという考え方があるからでしょ
 う。

 どちらの考えであっても、古い道具を大切に扱う気持は同じ。
 大切に残して行きたい行事ですね。

  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
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オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2017/02/08 号

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