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■勤労感謝の日と感謝祭
 本日、11/23 は日本では、祝日「勤労感謝の日」。
 この日には、宮中においては古くから続く行事、新嘗祭(にいなめさい)が
 行われます。
 勤労感謝の日という祝日の意味は、

  「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」

 というものです。
 なぜこの日が勤労をたっとぶ日となったのかという理由は、祝日の意味にあ
 る「生産を祝い」で謎が解けると思います。
 この時期になれば、全ての収穫がほぼ終わります。その収穫を祝い、その収
 穫を生み出すために為された人々の一年の勤労に感謝するのです。

 この日、宮中で行われる新嘗祭は「天皇が新穀を天神地祇に勧めて神を祀り
 自らも食す」という行事です。

 内容を見れば、秋に収穫された新穀を、この収穫を与えてくれた天の神、地
 の神(つまり大自然ということでしょうか)にこれを供して感謝する行事で
 す。

 こうして、勤労感謝の日や、その日に行われる新嘗祭の内容を見てくると、
 「勤労感謝の日」とは、秋の収穫を祝う日なんだと云うことがわかります。

◇アメリカでは感謝祭
 秋の収穫に感謝する行事というと、太平洋を隔てたアメリカにも同じような
 行事があります。「感謝祭(Thanksgiving Day)」がそれです。

 感謝祭の由来は、マサチューセッツ州プリマス植民地に移住した最初の植民
 者たちが迎えた初めての収穫を記念する行事であると一般的に考えられてい
 ます。この年は1621年。今からざっと 400年ほど昔のことです。

 もっとも、秋の収穫はこの年ばかりに限定されたものではないですから、元
 々秋の収穫祭的な行事があって、それが再認識されただけとも言えるかもし
 れません。現在のアメリカでの感謝祭は、家族や親戚、友人、知人が集まっ
 ての一大お食事会という雰囲気の行事となっているようです。
 アメリカの感謝祭の日取りですが、こちらは日付固定ではなくて、

  11月の第 4木曜日

 という移動祝日です。
 今年2017年の11月の第 4木曜日というと・・・おお、本日11/23 です!
 今年は日本の感謝祭とも言うべき勤労感謝の日と、アメリカの感謝祭が同じ
 日になっていました。何か目出度い。

 冷静に考えれば、日本もアメリカもともに北半球にある国なので、収穫の秋
 の時期は似たり寄ったりですから、秋の収穫に感謝する、感謝祭が同じ時期
 にあっても不思議ではありませんが、同じ日になるというと何か特別な気が
 してしまいますね。

 ちなみに、今年と同じように日本の勤労感謝の日とアメリカの感謝祭が一致
 する年を探すと、近年では

  2000,2006,2017,2023,2028,2034,2045

 です。
 ということは・・・日刊☆こよみのページが2023年まで続いていたら、今日
 の記事、使い回せるかな?
 おっと、「勤労をたっとぶ日」に、なんたる発言!
 真面目に、励むことにいたします(ね)。

  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
   magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。)

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2017/11/23 号

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