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■今日は十五夜、明日は満月、おまけで月没帯食
 今日、2018/7/27 は旧暦では十五日(六月)。
 旧暦の十五日ですから、今夜のぼる月は十五夜の月。
 でもって、明日7/28の午前5時には満月の瞬間を迎えますから、明日は満月
 の日ということになります。

  今日は十五夜、明日は満月

 とタイトルに書いたとおりです。
 こう書くと何となく、今日の夕方昇る月が十五夜の月で、明日の夕方に昇る
 月が、満月となるように思えますが、満月の瞬間が明日の早朝5時というこ
 とを考えると、今回の満月は今夜のぼる月がそのまま満月を迎えると考えた
 ほうが、実際に近い状態です。日付単位で考えれば

  十五夜の日 2018/7/27
  満月の日  2018/7/28

 と異なるように見えます。お月様にとっては、人間が勝手に考えた日付の区
 切りに合わせて満ち欠けしているわけではありませんからこんなこともあり
 ます。

 ついでに言えば、今回の「満月の瞬間」は日本においては、大部分の地域で
 は月没後の時刻ですので、お月様は地平線の下にあって、見えないはず。明
 日7/28は日本のほとんどの地域では「満月の瞬間」は見えないながら、それ
 でも「満月の日」といえば明日です(新聞やカレンダーに「満月」と書かれ
 る日ということ)。

 お月様にしてみれば、人間がかって決めた日付の区切りに合わせて満ち欠け
 しなければいけない理由など無いのですから、めんどくさくても

  仕方がない

 とあきらめて、世間一般にならって明日7/28は「満月の日」と書くことにし
 ます。

◇もう一つおまけで、月没帯食
 さて、「今日は十五夜、明日は満月」でしたが、ついでに明日の早朝には、
 月食が起こります。今回の月食の主な状況は

  3時 24分 欠け始め(本影食始め) 
  4時 30分 皆既食の始め
  5時 22分 食の最大(最大食分 1.61)
  6時 14分 皆既食の終わり
  7時 19分 食の終わり(本影食の終わり)

 という具合です。
 ところで、月は明日の夜明け頃には西の地平線に姿を隠します。東京での月
 没の時刻は、4時 48分。ということは、東京で月は月食の状態のまま沈むこ
 とになります。

 こうした月食を月没帯食(「月が沈む地帯で起こる食」という意味)といい
 ます。月の沈む時刻は西に行くほど遅くなりますから、たとえば沖縄県の石
 垣島で考えると、月没時刻は 6時 15分ですので、もう少し長く月食を眺める
 ことが出来ますが、それでも皆既食の状態が終わるか終らないかの内に、月
 は沈んでしまいます。

 ただ、考えようによっては、月食の月とその前景の街並みが同時に眺められ
 る状況だとも考えられますから、今風にいうと

  インスタ映え

 する写真が撮れるかもしれませんね(月没時は、皆既月食中なので、写すの
 (難しいかな?)。
 おっと、そんなことより明日は台風が日本列島に接近するという天気予報で
 すから、お月様が曇って見えない確率が高い気がしますけれど。

 まあ、私と違って読者の方々の多く(全部とはいいません)は、日ごろから
 善い行いを続けていらっしゃることでしょうから、神様も月食が見えるよう
 に配慮してくださるかも。
 月食、見えるでしょうか? 見えるといいですね!
 (最後は、「お月様のお知らせメール」みたいな終わり方でした)

  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
   magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。)

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2018/07/27 号

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