こよみのぺーじ 日刊☆こよみのページ スクラップブック  (PV , since 2008/7/8)
■明日(2018/1/6)は部分日食
 明日は新月。
 旧暦では、ようやく十二月、師走になります。年の瀬ですね〜。
 といっても流石に、年の瀬という感じではありませんが。

◇月の初めは日食から
 旧暦の月の始め、朔日は新月。
 新月は、条件がそろえば太陽と月が重なる現象、日食が起こることがありま
 す。明日、2018/1/6の新月はこうした条件がそろって、日食が起こります。

 明日の日食は、東アジアから、太平洋の西部付近でみられるもので、日食の
 全体を見ると最大の食分は0.72。太陽の直径の72%くらいまで月が覆い隠す
 部分日食。残念ながら今回は地球上、どこでも皆既日食とはなりません。

 ただし、日本では全国で比較的見やすい時間帯の日食になります。
 日本で見える日食の始めと、最大食分及び終わりの時刻を掲げてみると、

  稚内 (始め) 8:49 (最大食)10:15 食分 0.58 (終わり)11:48
  札幌 (始め) 8:47 (最大食)10:13 食分 0.55 (終わり)11:46
  東京 (始め) 8:44 (最大食)10:05 食分 0.42 (終わり)11:35
  大阪 (始め) 8:41 (最大食) 9:57 食分 0.38 (終わり)11:21
  那覇 (始め) 8:51 (最大食) 9:39 食分 0.14 (終わり)10:31

 ※日時は日本時。計算はWeb「こよみのページ」の
  日食シミュレート(http://koyomi8.com/sub/seclips.htm)による

 のようになります。
 最大食の箇所に書いた「食分」は欠ける度合いを示す数字で、数字が大きく
 なるほどかける度合いは大きく、この数字が 1.0を超えると皆既食となりま
 す。ご覧のとおり、日本では北に行くほど大きく欠ける、見栄えのする日食
 となります。

 稚内の最大食分は0.58ですから、太陽の直径の半分以上が月によって隠され
 ることになります。東京や大阪でも、肉眼(ただし、適切な減光フィルター
 などを用いてご覧ください!)でも十分にわかるくらいは欠けてくれます。

◇今回は竜の尻尾
 昔の人は、日食は天球の巨大な竜がその頭、あるいは尻尾で太陽を隠してし
 まう(頭の場合は飲み込むのかな)から起こると考えていました。
 竜の頭と尻尾は、太陽の通り道である黄道と月の通り道である白道の交差す
 る点にあり、そのうち月の昇交点と呼ばれる場所には頭が、降交点と呼ばれ
 る場所には尻尾があると考えていたようです。

 今回の日食の起こる場所は、月の降交点付近。よって、今回は竜の尻尾で太
 陽が隠されることになります。

 明日の午前中、晴れていれば、太陽を隠す竜の尻尾の形を、確かめることが
 できるかもしれませんね。
 もちろん、太陽を直接見るのは、目に良くありませんので、十分に安全対策
 を行ったうえで、見上げてみてください。

  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
   magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。)

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2019/01/05 号

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