こよみのぺーじ 日刊☆こよみのページ スクラップブック  (PV , since 2008/7/8)
■今月は新暦と旧暦の日次一致します
 本日は、2019/8/2。昨日はもちろん 8/1。そして昨日は新月でした。
 
  「昨日は新月」

 ということは、昨日、8/1は旧暦でも一日(朔日)ということになります。
 その通りで、旧暦では昨日から七月が始まりました。
 新暦と旧暦ですから、暦月名まではもちろん一致しませんが日次(ひなみ)
 だけを見れば、今月は新暦と旧暦が同じになります。

 もっとも、新暦の8月は31日の大の月。旧暦は小の月は29日間、大の月でも
 30日間ですから、月末まで完全に一致とはいきませんが。
 (今回の旧暦七月は小の月ですので、日次の一致は29日までです)

◇新暦と旧暦の日次の一致は珍しい?
 「珍しい」といってよいのかどうかは判断が難しいところですが、こうした
 新暦と旧暦の日次が一致する暦月の出現はざっと 3年に一度くらい(ただし
 間隔はもっと狭い所も広い所もあります。3年というのは、平均で考えた場
 合の話です)。

 実際にこうした日次の一致が起こる様子を、西暦2001〜2050年の50年間で調
 べて見ると次の様になります。
 西暦の後に日次の一致する暦月を書いています。()前にある数字が新暦の
 暦月、その後の()内の数字が旧暦の暦月を表します。

  2003年  2( 1) , 5( 4)
  2008年  8( 7)

  2011年  7( 6)
  2014年  1(12) , 3( 2)
  2016年  9( 8) ,10( 9)
  2019年  8( 7)

  2022年  2( 1) , 4( 3), 5( 4)
  2024年 11(10) ,12(11)
  2027年  9( 8)

  2030年  6( 5) , 7( 6)
  2033年  1(12) , 3( 2)
  2035年 10( 9)
  2038年  8( 7)

  2041年  2( 1) , 4( 3)
  2043年 12(11)
  2046年  9( 8)

 今年、2019年を見ると、 8月の1ヶ月だけに日次の一致が見られることが判
 ります。

 日次の一致する月が連続する場合は、最初の月が新暦では小の月、旧暦では
 大の月(ともに30日)の場合です。新暦の月の日数は基本的に30日と31日で
 す。一方太陰太陽暦である旧暦では一月の日数は29日と30日のいずれかだけ
 ですから、こうならないと連続した月の日次の一致は起こりません。

 ただし、例外もあります。新暦の一月の日数の方が旧暦の小の月の日数より
 小さい、あるいは同じとなる 2月とその後の2〜3か月がその例外。2022年は
 そうした例外の例で

  (新暦の)2月、4月、5月

 の 3箇月で新暦と旧暦の日次が一致が起こります。

◇今年は旧暦のお盆と月遅れのお盆が一致
 2019年は新暦 8月と旧暦 7月の日次が一致します。
 日本の夏の一大行事(?)とも云えるお盆は本来7/13〜15の期間ですが、現
 在は多くの地域で月遅れの8/13〜15に行われています。一方では旧暦でのお
 盆を大切にしている地域もありますが、今年に関してはこの月遅れと旧暦の
 お盆が一致することになります。

  旧暦のお盆はいつだったかな?

 今年に関しては、考え込まなくてもすぐに答えが出てきますね。

◇あれれ?
 とここまで書いてきてちょっとだけ気になることが。
 なぜか、この新暦と旧暦の日次の一致する暦月を調べた結果には一つも閏月
 が含まれていません。

 偶然かなとも思い、調べる範囲を1873〜2199年まで拡げてみたのですが、そ
 こまで拡げても閏月は登場しませんでした。この結果は単なる偶然というに
 は無理がありそう。理由があるとしたらどんな原理かな?

 今朝初めて気が付いたことなので、まだその説明が見つかっていませんが、
 もうちょっと考えて、判ったらまた、暦のこぼれ話の話の種にして見ようと
 思います。
 ただでは終わらせない、さもしい性格かな・・・。

  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
   magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。)

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2019/08/02 号

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