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■木枯らし一号の季節
 今年は秋、あったかな?

 そんな話を数日前にしていました。
 「暑いね」という日が長く続きましたが、ふと気がつくと「近頃急に寒くな
 ったね」と言っていたように思います。
 あれれ、暑いと寒いの間の頃よい季節って、あったかな?
 そんな思いから、今年の秋はどこへ行った? と思った次第。

 今朝も目が覚めて最初に感じたのは「寒い」ってこと。
 私が人一倍寒がりというのもありますが、寒さに震える季節が近づいてきた
 なと思っていたら、それらしいニュースが飛び込んできました。

  10/23、近畿地方で木枯らし一号!

 もう木枯らしが吹く季節なんですね。
 ちなみに、近畿地方で吹いた10/23の木枯らし一号は、観測史上最も早いも
 のだったそうです。

◇木枯らし
 木枯らしは、晩秋から初冬にかけて吹く強い北よりの風のことです。
 その冷たい風で「木を吹き枯らす」ことから木枯らしと呼ばれるようになり
 ました。
 また、木枯らしには一文字でこれを表す「凩」という文字もあります。専用
 の文字があるほど、特別な風なんですね。

 「木枯らし一号」とは、その年(そのシーズン?)最初に吹いた木枯らしを
 表す言葉で、気象庁はいくつか条件を設けてその条件をクリアした最初の風
 をこう呼んでいます。
 木枯らしと認められるための条件は地域によって多少違いがありますが、東
 京地方では

  1.10月半ばから11月末日までに吹く風であること。
  2.西高東低の冬型の気圧配置の状況下で吹く風であること。
  3.風向が西北西〜北であること。
  4.最大風速が概ね風力5(風速8m/s)以上であること。

 となっています。
 ちなみに話題となった近畿地方の条件もほぼ同じようなものですが、1につ
 いては

  1.霜降〜冬至までの間 (2020年の霜降は10/23、冬至は12/21)

 となっていますから、10/23に吹いたという近畿地方の木枯らし一号はこの
 条件の期間に入ってすぐさま吹いた木枯らし一号だったと言うことですね。
 ちなみに、東京地方での木枯らし一号はまだ。
 調べてみると、昨年、一昨年とも東京地方では

  「木枯らし一号・・・発生せず」

 となっていました。その更に一年前の2017の木枯らし一号は10/30。今年は
 どうなるでしょうね?

◇いよいよ冬到来
 木枯らしが吹くようになると、季節は秋から冬へと変わったことを実感する
 ようになります。
 東京地方ではまだ吹いていない木枯らし一号ですが、いつ吹かれても大丈夫
 なように、冬物のコート、出しておかないといけませんね。

  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
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オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2020/10/27 号

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