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■「令和4年(2022)暦要項」
  2月最初の官報(今年は2/1発行)には、次の年の「暦要項」というものが
 掲載されます。
 次の年のカレンダーを作ろうというものにとっては、そのデータが国のお墨
 付きで掲載されたものがこの暦要項。

 例えば、Web こよみのページで将来の「春分の日」や「秋分の日」を計算し
 ていたとしても、本当にその日付が国の祝日である春分の日、秋分の日にな
 るかは、この暦要項が出るまでは定かではないのです。ま、多分そうした心
 配は杞憂に終わるのですが、念のため2月になると官報の内容を確認してお
 ります。

◇暦要項の内容
 さて、この暦要項にどんなことが書かれているかというと、こんなものが並
 んでいます。

・国民の祝日
 国民の祝日の名称と日付の一覧表です。
 これを見ると、春分の日は3/21で、秋分の日は9/23(!)、元日は1/1(お
 っと、これは確認しなくてもいいか)、成人の日は1/10・・・てことがわか
 ります。
 また、振替休日や国民の休日となる日があれば欄外に

  ○月×日は休日となる

 のような記述があります。今日はここに「○月×日」と書いたとおりで、残
 念ながら2022年には、今のところ振替休日も国民の休日も予定されていない
 ことがわかります。残念だな。

・日曜表
 何月何日が日曜日になるかという一覧表です。
 1月は、2,9,16,23,30日が日曜になる、なんて当たり前すぎといえば当たり
 前過ぎることが書いてあります。まあ、当たり前すぎておもしろみの欠片も
 ありませんが。

・二十四節気および雑節
 二十四節気の名称と節入りの瞬間の太陽黄経、日付と時刻(分まで)及び、
 雑節の名称と日付(と一部の太陽黄経)の一覧表です。

 雑節には土用(四季の)、節分、彼岸(春秋)、八十八夜、入梅、半夏生、
 二百十日が掲載されています。

 「ほー、入梅は6/11」てな具合でございます。

・朔弦望
 月の、朔・望・上弦・下弦の日付と時刻の一覧表。お月様の暦ですね。
 「2022の最初の満月は1/18で、最後は12/8か」といったことを確認すること
 が出来ます。

・東京の日出入
 東京の日の出と日の入りの時刻の一覧表です。
 一覧表とは言いながら、 365日(この年は平年)全部を書くのはちょっとと
 いうわけで、十日毎の日付と時刻が掲載されています。というわけなので、
 掲載された最初の日付は 1/1で、最後は 12/27となっています。

・日食・月食など
 この年の日食と月食、内惑星の日面経過についての情報と、日本における各
 地予報等が掲載されています。

 『本年は日食が2回、月食が2回あり、そのうち日本では日食が月食が 1回
  見られる。』

 といった簡潔な説明の後に各地予報の表が掲載されています。

◇暦要項が公的な暦データ
 官報に掲載された暦要項は国が認めた正式なもの。ここに掲載されることに
 よって、祝日の日付は正式なものとなります。
 この発表によって、翌年のカレンダーを安心して作れる訳ですが、なにせこ
 の発表は翌年分でしかないので、何年も先のカレンダーを作ろうとすれば、

 計算結果から「多分大丈夫だろう・・・」と、ちょっと不安に思いつつ作る
 ことになります(まあ、大丈夫ですけど)。

 ただし、去年と今年はオリンピック・パラリンピックに関する特別措置法で
 暦屋泣かせの祝日の日付の変更がありましたけどね。
 いろいろ「恨み」があって、ちょっとぼやいちゃいました。
 閑話休題・・・本論に戻ります。

 さてさて、この官報の暦要項は大体 3ページ程度の分量。
 現在は、国立印刷局のWeb サイトから、最近一月分の官報を閲覧出来ますの
 で興味のある方は、ご覧下さい。

 官報のページ(TOP) https://kanpou.npb.go.jp/
 2022年の暦要項は 2/1号の本文24,25,26ページに掲載されていました。
 お暇があれば、一度ご覧ください。

  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
   magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。)

オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2021/02/06 号

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