サティの風のたより・・・沖縄県

〜沖縄からのたよりです〜

風信サティ総覧


2005-09-17 十五夜

この日は旧暦の8月15日で
十五夜です。
十五夜に『ふちゃぎ』をお供えします。

画像の説明

ふちゃぎは、
もち粉をこねて
(ほんのり甘くなるように
好みで砂糖を混ぜたりもします)
月桃の葉にのせて
蒸し器で15分ほど蒸します。
暖かいうちに、ゆでた小豆をまぶすだけです。

旧暦の8月は行事が多いです。
昔はこの辺は稲作だったと聞いています。
この時期は、農閉期で
時間的にちょっとゆとりができるのでしょう。
それに、この時期だからこそ
豊作祈願をするのだと思います。

2005-09-16 棚原酉年十二年まーるあしび

十五夜のころには、
村遊びが行われていたようです。
棚原酉年十二年まーるあしびは、
村遊びで、みるくの神が登場するのは
棚原ぐらいではないでしょうか。
棚原は昔は田んぼが多かったと聞いています
それで、五穀豊穣の神
みるくの神様を奉ってあるようです。
近くにある首里のほうにも
みるくの神を奉ってあるところがあるので
そこからきたのでしょうか。

みるくは弥勒(みろく)菩薩から来たようです。
中国との交易で
仏教が入ってきたのでしょう。
それを自分たちの神様に取り入れたのかな。
中国の影響が大きかったのか
中国風の弥勒菩薩です。

みるく

町内ということもあって
また、12年ごとのイベントなので
野次馬根性で見てきました。

この日はみるくの神をお迎えして
遊び庭(あしびなー)で
舞踊、空手、組踊りなどが行われます。
今日と明日の2日間にわたって
村遊びが行われるようです。

ほかでも
あちこちの集落で
十二年まーるあしびとか、七年まーるあしび
が、行われているようです。
まーるとは巡るという意味で
12年ごととか、7年ごとという意味です。
あしびは、遊びのことです。

なぜ、毎年行われなかったのか・・
きっと、毎年開催すると
経済的にも大変だということで
何年かごとのイベントになったのでしょうか。

一時は途絶えていたりした
村遊びが、30年ぶりに復活されたとか
昔の行事がだんだんと
見直されるようになってきました。

2005-09-14 ヨーカビー(妖怪火)

今日は旧暦の8月11日です。
ヨーカは妖怪の意味らしいです。
お盆の後は、いろいろな霊が
ウヨウヨしているらしいです。
お盆に帰ってきた霊が
そのままいついているのでしょうか。
(供養をしてもらっていない霊が)

ヨーカビーのほうも
地域によって、まちまちで
大体が旧暦の8日〜11日ぐらいまでで
私の地域では旧暦の11日になっているのですが
じゅーしー(炊き込みご飯)を炊くそうです。

この日は火の玉が見えるとか・・
霊感の強い人は・・
この時期、調子が悪いそうです。

この行事も今ではあまり行われなくて
隣に言われて・・
じゅーしぃを食べに行くぐらいなんだけど
今日も、仕事で遅くなってしまって
すっぽかしてしまいました。

明日があるさ・・じゃなくて
明日が怖い。

2005-09-12 赤カシチー

今日は旧暦では、8月9日です。

昔、昔のお話です。
ある人がお墓で雨宿りをしていたときのこと
突然、後ろから髪をひっぱられ
恐々・・振り向くと、女の人がいた。
「すいません、私は兼城按司(領主)の一人娘です。
私が眠っているところ、死んだものと勘違いして
私はお墓に入れられてしまいました。
私は生きています。それおをお伝えください」
昔は土葬なんですね。
その人は、その娘の家に行きました。
その娘の家では、今まさにユタ(巫女)を呼んで
魂の呼び寄せを行うところでした。
その人が女の人が生きていることを伝えると
家族のものは、柴さしを持って
お墓に行き
女の人の周りにいる霊や魔物を追い払い
女の人が生きていることを喜びました。
そのとき、魂の呼び寄せをするために
準備していた、赤カシチー(赤強飯)で
お祝いをしたという
それが、旧暦にあたる8月10日ということですが
なぜか、私のところ(下地区)では一日早く、
赤カシチーを行います。
この日は赤カシチーを炊くんですよ。

魔除け

旧暦8月9日〜11日までは
マジムン(魔物)や妖怪が多いと言われていて
この日に家の四隅、門のところに
柴さしをして、魔よけをします。
この柴さしは桑の茎にススキをくくりつけて作るようです。
ゲーンと言われているようです。
私のところでは、サンと呼んでいます。
夜道を歩くときとか、
サトウキビの葉等で小さいサンを簡単に作って持たされたりします。
それと、ご馳走をもらったときに
くされないようにと・・サンを上に置くときがあります。
「なぜ、サンって言うの?」
って、聞いたら
「イチ、ニイ、サンって簡単に作れるからさ」
って、言われました。(冗談だと思います。)

でも、今はほとんど、この赤カシチーは行われなくて
ご存知ない方も多いかと思います。

2005-09-08 屋敷の御願(ヤシチぬウガン)

今日は旧暦の8月5日です。

旧暦の8月になると
屋敷の御願があります。
多分、8月はお盆の後で
マジムン(魔物)が多いので
屋敷の御願をするのだろう。
今日の干支は『ひつじ』で
家族には誰も『ひつじ年』生まれはいない。
・・・・今日が屋敷の御願の日となりました。
花米と神酒、果物、線香そして重箱を持って
家の四隅とトイレの裏、そして井戸の前
門、玄関の前をウートートーしてまわります。
ちゃんと、祈る詞はあるらしい。
でも、わからなくても
ウートートーと言えば、気持ちは通じるそうです。

屋敷の御願は旧暦の8月10日までに終えるように
と、言われています。
8月10日は、『ヨーカ火(ビ)』と、言われていて
とても日が強くて、この日に屋敷の御願をしてはいけないとか。
(何だろう、日が強いって・・
多分、霊的なことを言っているのだろう)
ヨーカは妖怪のことだと思いますよ。
旧暦の8月10日前後は
火玉が見えるらしいですよ。

今日も私は仕事で、帰ってきたら
すでに屋敷の御願は、終わっていました。

2005-08-19 旧盆(ウークイ)

旧暦の7月15日

ようやく、お盆も送り(ウークイ)の日となりました。
ご先祖を送ります。

仏壇にお供えしているのを
玄関のほうに移動させ
そこで、ご先祖を送ります。

ウークイ

姑の実家は北部のほうなのですが
そこでは、提灯をもって
お墓まで、ご先祖を案内するようです。

地域によっては、
旧暦の16日に、送り(ウークイ)を
するところもあるようです。

忙しくて、今はお盆の料理を
スーパーで買ったりする家庭も増えているようです。
ご先祖は家庭で料理する匂いにつられて
やってくる・・と、言われました。

でも、家庭にはそれぞれに事情があるのだし
負担にならなくて
それぞれのスタイルで
楽しく行事を過ごせたら
それでいいのではないでしょうか。

私の知り合いなのですが(女性)
ご主人を先に亡くされていて
ご主人は生前、
「僕は、重箱料理は嫌いだな。
カレーのほうが嬉しいけど・・」
お盆の時に何気なく話されていたそうです。
それで、
「お盆の時は、カレーだけお供えするから楽よ」
・・と、言っておりました。

話は元に戻して

お盆が終わったら、
仏壇の前で眠るように・・とも言われているようです。
つまり、
お疲れ様・・と、言うことでしょう。

お盆が終わったヤレヤレというところですが

旧暦の7月、8月はまだまだ
行事が続きます。

2005-08-18 旧盆(ナカビ)

旧暦の7月14日

旧盆の中日(ナカビ)です。
この日、ご先祖は親戚巡りをするので
早く、夕食をお供えするように言われています。

・・・と、言うことで
私も母方の親戚のところへ行き
すっかり出来上がっています。

明日は仕事だったのですが
休めるうちに休みなさいという
思いやりのある職場です。
その分、どこかで
出勤日を調整しないといけないのですが

明日は、お送り(ウークイ)
一日中、台所です。

2005-08-17 旧盆(ウンケー)

旧暦の7月13日

とうとう、始まりました・・お盆が。
今日は、夕方は
ウンケーじゅうしぃ(炊き込みご飯)と、
ウンケーダンゴで、お迎え(ウンケー)です。

旧盆でーびる

私は一日、仕事。
次女が昼過ぎに、仏壇の飾りつけを
手伝いに行くと言っていたのですが・・

行かなかったみたい。

気の小さい(?)嫁は
非常にびっくりして
恐る恐る、隣に行き
小さくなって座っていました。

手伝いに行くと言って
行かなかった次女は
悪びれた様子もない。
ウンケーじゅうしぃを
ご馳走になっていました。

この3日間は仕事がある
・・って、言ったら
「逃げようとしているんでしょう」
って、子どもたちから言われました。

ドキッ!!

2005-08-16 七夕

8月11日は、旧の七夕でした。
その日は、お墓へ行って
お墓の掃除をしてきます。
旧盆を迎えるので
その前に、お墓をきれいにして
ご先祖を迎えるのでしょう。
今ではほとんど、掃除のみで
持っていくにしても
茶菓子とか果物ぐらいだと思いますが
私のところでは
重箱にいつもの重箱料理をつめて
お墓に持っていきます。

「お墓に行くときは、手ぶらでは行くな」
夫の祖父が亡くなる前にそう言ったそうです。
その遺言があって
お墓に行くときは、重箱料理を持っていくようです。

新暦の時代に旧暦をあわせるのは大変なことで
私もその日は
泊り込みで仕事がはいっていて
身動きがとれず
長女と次女を手伝いに行かせました。

明日(17日)は、とうとう
旧盆です。

2005-08-08 綱曳き

旧盆の前になると
字で綱曳きが行われます。
私のところでは、
7月31日に行われました。
綱は
毎年、北部から藁を取り寄せて
作っているようです。

昔、稲に害虫が発生して
困った村人が総出で縄を作り
太鼓を打ち鳴らして
綱を曳いたら、害虫がいなくなって
収穫をすることができたそうです
(与那原町大綱曳きの由来)

そこから、綱曳きが始まったのでしょうか。

私の字では
男性が旗頭を持って・・・

旗頭

うまく、説明ができません。
力自慢でしょうか。
(旗頭は重たいんですよ)
その後、子どもたちがエイサーを踊り、

エイサー

綱曳きが始まります。
綱の上に子どもを乗せて
雄綱と雌綱がカヌチ棒で結ばれ

雌綱

綱曳きが始まります。
東西に分かれて綱曳きをします。
勝ったところは
それぞれに意味があるようです。
東側が勝ったら・・・豊作とか
西側が勝ったら・・豊漁とか
よく、わからないのですが・・。
勉強不足でごめんなさい。

2005-08-06 お墓の祝事

だいぶ、過ぎましたが
7月23日はお墓のお祝いがありました。
お墓ができてから
33年のお祝いです。
ちょっと、大きなお祝いになるのかな
・・って、覚悟はしていたのですが
身内だけで軽くすませました。
お墓に重箱と餅やお菓子を持っていって
そこで、お供えをして、お線香をあげて
食事をするぐらい。

お供え

このお墓を建てたときは
お坊さんも呼んで
そして、お墓の中で
三線を弾いて、
盛大なお祝いをしたと聞いています。

2005-07-25 さわふじ

先週、夜間巡回をしている途中で
偶然、見つけました。
しかも、家のすぐ近くで・・
サガリバナ
私のところでは
『さわふじ』と、呼んでいる。
まだ、つぼみで
ひとつだけ、咲いていた。
しかも、ちっこい。
「タワシだね。」 ・・・って、話していた。

一夜限り

サガリバナのあるところは、
近くに水があると言われています。

2005-07-09 五月ウマチー

旧暦の5月15日・・
今年は6月21日でした。
五月ウマチーがありました。
私には、よくわからないのですが
稲穂祭(稲の初穂を神にお供えする豊作祈願)らしいです。
ここは田んぼは、北部ぐらいしかないのですが
昔はきっとあちこちで田んぼがあったのかもしれません。
昔は、盛大な行事だったと聞きます。
私は子どもが産まれた年に
元家を回って
ウンサク(神酒)と言うのを、飲まされました。
白くてドロドロとして甘いです。
米を発酵させて作るというのですが
いまだ、作り方がわかりません。

私の自治会では、班長がいて
公民館で、ウンサクを作り
元家に、わけているみたいです。
他ではもう、あまり見かけない風景です。

2005-06-11 端午の節句

旧暦の5月5日は端午の節句だそうです。
今年は、6月11日が、旧暦の端午の節句になります。
この日は『あまがし』を作るそうです。
『あまがし』は、ぜんざい・・とも、いっていますが
黒砂糖で味付けして、
豆(小豆や青豆)そして平麦を入れています。

端午の節句って
いつからあるのでしょうか
新暦からきたものなのか・・・
それとも、もともと
旧暦だったのが新暦でお祝いをするように
なったものなのか。

この日の『あまがし』も
私は、作っていません・・・・。

2005-06-11 ユッカヌヒー

旧暦の5月4日のことです。
日付は変わってしまったのですが
今年は、6月10日でした。
この日は、子どもたちに
おもちゃを買ってあげる日だそうです。
そして、
この日に『ポーポー』や『チンビン』を
仏壇にお供えします。
画像を添付いたします。

ポーポー、チンビン

色の黒いほうが、『チンビン』で、
白いほうが、『ポーポー』です
ポーポーの、ほうは、中に油味噌が入っています。
ちなみに、これは、私が作ったわけではありません。

漁業が盛んなところでは
航海安全と豊漁を祈願して
この日にハーリー(競漕)が行われます。
(爬竜舟競争)
糸満だけは
糸満ハーレーと微妙にネーミングが違います。

ハーレー開催を告げる
ハーレー鉦が、鳴ると(旧暦4月27日未明)
梅雨が明けると言われています。


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