〜風のたより〜 いわし猫 (石川県・奥能登)


目 次

風信いわし猫総覧

2005-03-22 能登にも春が

 春の雪も一段落し、奥能登にも春がやってきました.

雪割草

 梅もほころび、白鳥も北へ向かい、フキノトウはつんつん顔をだし、うぐいすも鳴いている様子.
 家のプランター植えの写真ですが、春をよぶ「雪割草(スハマソウ)」が咲きました.門前町の猿山岬灯台周辺には群生地があります.数年前ハイキングに行った時、記念にもらって来たものです.葉っぱの先が尖っていないので、この辺の「雪割草」はミスミソウ(三角草)ではないようです.

2005-03-08 旅日記

 能登に空港が出来て早一年半.陸の孤島(?)能登から羽田までフライト賞味一時間弱、プライスは実家である新潟へ帰るよりも安価、となれば行かずにはいられない(要するにANAの「超割」です).

富士山

 まずは静岡で陶芸をやっている友人宅へ.来週は三島での個展を控えて忙しい彼女に、まる一日案内してもらって、芭蕉も泊った「丸子(鞠子)宿」やら、天女も舞い降りた「三保の松原」やら、お肌ツルツルの「静岡温泉」やらへ行く.

白洲邸

 翌日は湘南に住む実姉宅.雪が降りそうな寒い日曜日.湘南名物「たこ煎餅」を買って小田急線で鶴川へ.今では「ユニクロ」の裏手になってしまった、武相荘(旧白洲邸)へ行きたかったの.白洲正子の書いた文章を読むに連れ、どこからこの迫力が来るのか知りたくなって.生れも育ちも段違いだわよね.
 池袋のジュンク堂にも行けたし(新宿店はまだ)、リブロで絵本も買えたし、ハーゲンダッツの「チャイ」もコンビニで見つけて食べました! 最後に空港の「やらと」で義父母用に春の羊羹を買って帰路につく.帰りは雲ひとつない快晴のフライトで、窓際の席から浅間山が白煙を上げているのが見える.空から見た能登半島は「かっこいい」と思って惚れ直しました.

  • 去年金沢へ行った時、空路を思いつかず陸路ガタンゴトンと電車の旅でした。旅館の人にびっくりされ、はじめて「ああ、飛行機というものがあったじゃない」と(笑。国内はついつい電車の旅を思い描いてしまいがち、便利&安価になりましたね。白洲正子の使っていたものの写真集を見たことがあり、白洲邸へはぜひ行ってみたいですね。 -- 2005-03-08 (火) 18:47:35
  • みんな白洲正子さんの文章や、ものに対する見方に影響受けているんですね。ご主人の白洲次郎もそうですが、既存の型に嵌らないところに憧れを感じるのでしょうか?2005-03-09 (水) 12:51:33あと、私は白洲正子さんの父方の先祖に樺山資紀の名前も「ヘェー」。旧帝国海軍の歴史にも興味があるもので。余談でした。 --
  • そうですね〜、自分の感覚を信じて書かれた芯の通った文章に惹かれるのかなぁ.旦那さまのことはよく存じませんが、「サライ」で特集される程の人気ですよね.薩摩武士の孫として、明治維新の苦悩を聞かされて育ったのでしょうか.感想でした. -- 2005-03-24 (木) 21:43:43

2005-03-04 今日のおやつは

写真の説明

 「北陸・冬の味覚」などというコーナーを始めたものの、あとが続かない.やはり「食べること」に関心が薄いのでしょうか.
 今日はこれから「都会」へお出かけするので、「ハーゲンダッツのチャイ」も夢ではないかも(どこへ行くかは後日レポートします)!?
 手みやげに買った「にがりまんじゅう」.奥能登は天然塩の産地で、それに伴って「にがり」も出るので.
 先日は、義母が作った「手づくり豆腐」と「おから」を堪能.私にもこういうものを作れる日は来るのかな〜??

  • 塩は数種類、常備してます。奥能登の塩ってことは日本海の恵みってこと?機会があったら購入してみます。そういえば最近、ご指摘を受けました。「風のたより」というよりも… -- 2005-03-04 (金) 15:49:00
  • 能登のほうはこういうものがおいしいんでしょうねえ、羨ましい・・・。都会だとお金を出せば手に入れることが出来ても、その地方で食してこそのおいしさ!やはり出かけなければ味わえませんね。 -- 2005-03-07 (月) 09:28:43
  • 「まんじゅう」の文字だけで、心が躍るかわうそでした。 -- 2005-03-07 (月) 12:57:30

2005-03-03 別れの日は近い・・のか?

 3月3日は「桃の節句」の雛祭り.
 でも、こう毎日雪の朝では、桃の花も咲いてはいまい.
 お雛様は我が家では、月遅れ(一ヶ月後)まで飾っておこうと思う.

のと鉄道

 ところで、この奥能登地域の、生活弱者(=自家用車を所有しない、もしくは運転免許がない、という意)の足を支えてきた第3セクター「のと鉄道」の廃線の日が近づいている.県の答申によれば、3月31日.
 遅ればせながら、反対の声を上げている有志もいる.しかし、もうあまりにも時間がない.自分ではほとんど利用しない生活をしていながら、近隣高等学校に通う学生や、病院に通院するお年寄りのことを考えると、「バス転換」という方策が本当にいいのか、わからない.赤字であることは、まぎれもない事実ではあるが.
 月遅れの雛祭りに、この電車の姿を見ることはできるのだろうか.

  • 岡山の叔母のところではバスが廃止されて電車(第3セクターの)で、駅が遠くなっちゃったの。バス停だってうちでは考えられないくらい遠かったのに。足の悪い杖を突く人たちのことは考えなかったのだろう、としか思えなかった。 -- 2005-03-03 (木) 22:21:25

2005-02-18 今日は何の日?(中国古来の七十二候)

 二月十八日は二十四節気の「雨水」.
 これはニュースでも言われたり、気のきいた暦には書いてある.

 このサイトをご覧の皆様なら、「七十二候」というのもご存知で.
 「サイト内検索」をすると、「現代版七十二候」の一覧表がしばしの待ち時間の後現れて、2005年のがデフォルトで表示されるし、調べたい年を入力すれば、たちどころに計算してくれる.かわうそ博士が巻末に書き加えている通り、「七十二候」には諸説があり、どれが絶対に正しいということはないようだ.

 私の手許にある『旧暦はくらしの羅針盤』(小林弦彦/NHK出版・生活人新書)の巻末に載っている「七十二候」は、著者の方がタイに駐在中に、中国人の方からきいたと言う「中国古来の七十二候」が掲載されているのだけれど.それによれば、今日は雨水で第四候、

   「獺祭魚(かわうそさかなをまつる)」

★獺が魚をとる.獺は取った魚をすぐに食べず、岩に置く習性があります.

  だそうです.

  • かわうそ大家様の日?でも魚じゃないものがおいてありそうな・・・ -- 2005-02-19 (土) 02:26:29
  • それはきっと、「尻尾までアンコのつまった天然物の鯛焼き」かしら〜? -- 2005-02-19 (土) 06:15:00
  • 『博士の愛したタイ焼き』って〜のはどうでしょうね!? 天文計算に勤しむ(かわうそ)博士は、交通事故で記憶に障害が残り、一時間しか記憶がもたない.その博士の元に家政婦として勤務を始めたシケルと、その息子のmikeo.博士の昔の記憶に残っている、「幻のタイ焼き」の味覚を求めて、ドラマが始まる・・『博士の愛した数式』(小川洋子)のパクリですから〜. -- 2005-02-19 (土) 11:49:55
  • 私には「三歩」分の記憶しかありません・・・2005-02-19 (土) 14:27:49獺祭は、かわうその名前の由来でもあります。す、鋭い! --
  • 『旧暦はくらしの羅針盤』(小林弦彦/NHK出版・生活人新書)2005-02-19 (土) 14:48:12はかわうそも読みました。今も本棚にありますが・・・。いわし猫さんが気に入った本だと困っちゃうのですが、この本の著者は暦のことはよくわかっていないらしく、いい加減なところや間違いが沢山あって。こんな本が旧暦に対する誤解を助長させるんだなと、そう思える本です。嗚呼悲しい。 --
  • ふ〜ん、そうなんですか、困ったちゃんの本なのですか.お気に入りという意味では『陰陽五行と日本の民俗』の方がずっとお気に入りですけど.二年前始めてその新書を手にした時は、けっこう新鮮な感じがして読みましたが、その後いろいろ勉強するにつれ、『旧暮』の新書を安易に人に薦めるのは如何なものか、とは思ってはいましたが.「嗚呼悲しい」とまでは感じなかったです. -- 2005-02-19 (土) 16:30:52
  • 今日は次男の誕生日。夫は東大の隣の近江屋のケーキを買った帰りにバスとぶつかりそうになって急ブレーキをかけたのです。座席から落ちてしまって原型をとどめないケーキを切るのは結構工夫が必要。味はピカ一ですが。雨水でしたか。「天から降る雪も溶けて雨になるという。あなたのこころはまだ溶けませんか?」と書いた人がいます。もうじき春ですね。かわうそさまの日なのでしたか・・・ -- 2005-02-19 (土) 22:56:44
  • 息子…なのですね、アクタシ。パクリならぬ…きっと… -- 2005-02-21 (月) 13:40:44
  • >十三夜さま、旦那様、大きな事故に巻き込まれなかったのなら、良しとするという考え方もありますよね〜.近江屋のケーキが身替わりなってくれたのかな? >mikeoさま、いやいや「パシリ」などではなく、息子さんはとても重要な役を果たすのですよ! いやあこれは是非『博士の愛した数式』(新潮社)を読んで頂きたい、などと力説してしまいました. -- 2005-02-21 (月) 22:16:27

2005-02-16 春の予感が

雪上足跡

 関東地方で地震、とのニュース.
 皆さんのお住まいの所はご無事ですか?
 こっちは揺れを感じませんでしたが、朝から風が強く、子どもに「今日は台風?」と聞かれるくらい.局地的な強風であって台風ではないと思われましたが.

フキノトウ

 それでも、家人が朝の散歩の途中に、フキノトウを持って来てくれて.
 これだけでは「蕗味噌」にも出来ないし(やり方も知らないし)、天ぷらにするにも家族の人数分だけないので、きっとお味噌汁に放って、香りを楽しむのでは・・

  • ご無事で何よりです。地震が多いですね。気をつけてください。こちらでも風が強いです。気温が25℃・・。もしかして、春一番?まさかね。。。 -- 2005-02-16 (水) 11:21:46
  • 先週末、父の三回忌で実家に帰ってきました。父の墓の周りで、雪の下からやはり蕗の薹を4つほど発見。葬儀が済んで、骨壺を埋葬に来た日も蕗の薹が出ていたなと思い出しました。2005-02-16 (水) 12:33:39今朝の地震の震源に近い場所に現在住んでいるかわうそでした(震度は4)ので、おお揺れてるなと思いましたが、本棚の本も崩れてこなかったし、無事でした。出勤時の電車が遅れて運行していただけの被害でした。 --
  •  結局、スーパーで売られていた「宮崎産」のフキノトウも追加して、天ぷらにして夕餉の食卓へ.こういうことするから、この土地の者になり切れないと言われる私です(^^; -- 2005-02-18 (金) 11:48:09
  • 本当に地に根付いてる人は、探せば取れる山菜などに余計なお金は(ほとんど絶対?)使わないのです.浪費家体質が抜けないのだ〜 -- 2005-02-18 (金) 11:51:22
  • 子供のころ。ふきのとうが食べたくなると、お友達のおうちの裏(庭じゃないところがナンですが)に行きました。土筆は線路脇、芹は小川の土手、蕨、薇、タラの芽は母のお友達とどこかの山に、タケノコは朝起きたら玄関に?今はどうなのかなぁ? -- 2005-02-18 (金) 12:36:11
  • うちも庭の隅に出てきますが今年はまだ。ここのを読んで「食べたい!!」と思いました。近所のスーパーでタラの芽と菜花を見つけ買いました。タラの芽はてんぷらで、アンデスのピンクの塩で、菜花はからし酢醤油で。春の味でした。好評でしたよン♪ -- 2005-02-18 (金) 16:42:44
  • 皆様羨ましい限りです。おっとよだれがぁ〜。ところで十三夜様、ピンクのお塩って?お味はどんなふうなんでしょう、想像が膨らむ・・・^^ -- 2005-02-19 (土) 02:23:36
  • SAYAさま。お塩は少し「甘め」というのでしょうか?「生うに」などもこれでいただくとおいしいのです。ほら、黒胡椒どを降りかけるのが有るでしょう?ミル。あれに入れてガリガリと降りかけるのですよ。きれいなピンク。昨日。庭に今年初めてのふきのとうを3個発見。収穫してしまったけれどもやはりお味噌汁に散らそうかなーと・・・ -- 2005-02-21 (月) 23:46:47

2005-02-09 春のあえのこと

 今年の陰暦の正月は2月9日.これは毎年変わる.

正面写真

 でも、「春のあえのこと(=田の神送り)」の日は、毎年2月9日.陰暦正月にあたる2月に行われるのが原則で、日付けがなぜ「9日」なのかまでは勉強不足.今年はたまたま、まさに「元日」だったので、あるお宅へお邪魔させて頂きました.
 S市の田中家では、春のあえのことは、三日間に渡る行事である.やがて始まる田仕事に先立って、田に送り出すための儀式であり、五穀豊穣を祈る祈年祭でもあるという.2/9は、神棚でお休み頂いていた田の神様を呼び起こし、依代である「種籾俵」に降りて来て頂き、御馳走(あえ)を振る舞う.春のあえのことには、冬にはなかった「若松様」が飾られる.三階の若松に、竹・梅・ユズリハに豆殻を結び付けて作る.
 あさって2/11には、「田打ち神事」が行われる.先ほどの「若松様」に移って頂き、その形で苗代にお運びし、浄めた鍬で田を打ち、お神酒をそそぎ、今年の田仕事の安全と豊穣を祈る.

開き盆

 田打ち神事はまた追ってご報告するとして、今日初めて拝見して驚嘆したのはこの「開き盆」.禅宗のお宅のお正月の供え物だそう.山盛りにした白米の上に、(左から)黒豆・結び昆布・栗・干し柿を当分に飾り付ける.お神酒と、松の後ろには小さい鏡餅も飾られている.どのような世界観が表されているにせよ、貴いものを拝見させて頂いた、と思った.

  • まー。珍しい行事ですこと!日本には沢山の伝えたい行事があるのですねぇ。この手間隙かけた「開き盆」このあとどうするのかしら?白米の上・・・お米の上?不思議な取り合わせですね。「勝負」のためみたいな・・・ -- 2005-02-11 (金) 00:38:19
  • >十三夜さま、「勝負」的な感じ、しますよね〜気合いっていうか.今参考にしている『陰陽五行と日本の民俗』(吉野裕子/人文書院)によれば、豆とか栗などの実生の穀物は「金気」に属し、金気は春の象徴である「木気」を損なうものなので、「金気剋殺」の迎春呪術もあるそうなのです.このお家の方に、「この後どうされるのですか?」と尋ねたのですが、はっきりとは教えて頂けませんでした.でもきっと食べることで「剋殺」するのではないでしょうか. -- 2005-02-11 (金) 11:43:49
  • なるほど。食べてしまうと「勝」のでしょうねぇ。プロ野球の選手が開幕の日の朝は鯛やカツを食べるだけでなく、ヤクルトを飲んだりいろいろするとか。それと同じ感覚なのかしらね。食べますよねー、絶対にね。お米の俵もすごいものですね。お写真ありがとう。 -- 2005-02-11 (金) 21:09:54

2005-02-03 鰯の頭も・・

ヒイラギ

 二月四日(立春)ですが、三日付けの投稿をします.
 節分の夜.コンビニに(義母が)注文した恵方巻を、家族六人で黙々と食べる.西南西と思われる方向を向いて、ただ咀嚼する.黙ったままひたすら願いごとのフレーズを頭の中で繰り返していると、「ひょっとしたら叶うかも?」と思えてくるから不思議.
 おかずの干イワシをあぶって食べて、頭は残す.庭にヒイラギがあるというので、旦那に取って来てもらう.頭だけさして、玄関に飾った.鬼は鰯が好きなんだそうである.でも頭だけ飾ってあると、身は食べられたものとして、自分(鬼)のはないな、と判断してかどうかはしらないけど、ヒイラギは魔よけの意味もあるし、鬼は入って来ないらしい.

 家の行事もあったし、雪もひどいしで、「内浦町のアマメハギ」(いどばた帳を見てね!)の取材には行けませんでした〜来年は是非とも.
 今日2/4のNHKBS-ハイビジョンで「ナマハゲ」の特集があるみたいです.夜八時から.うちはハイビジョンは見れないんだけどさ〜.

  • ヒイラギって西洋のイメージがあるのですが・・・。クリスマスみたい。鰯とヒイラギおもしろい組み合わせですね。 -- 2005-02-04 (金) 18:14:57
  • 柊といえば、初詣に行く本宅近くの神社の境内にある柊は、大分年取った木らしくて、葉っぱに棘が有りません。2005-02-04 (金) 18:39:18花は確かに柊なのにと不思議に思って調べてみたら、「老木や樹勢の衰えた木では葉棘がはっきりしなくなる」とありました。年をとると柊も「丸く」なるんだなと、思ったものです。・・・節分と関係ない話でした。ごめんなさい。 --
  • >サティさま、そうそう、「クリスマスにヒイラギの木の下で」みたいに西洋でもなにかおまじない的な言い伝えがあるんですよね〜.あの尖った葉っぱに、呪術的なイメージがあるのでしょうか.
    >かわうそ様、仕事柄剪定などで植物に接することが多い家人にききました所、経験上「老木や樹勢の衰えた木では葉棘がはっきりしない」ようです.若木ほど刺が痛い、とも言ってましたです. -- 2005-02-05 (土) 20:39:32
  • 『陰陽五行と日本の民俗』(吉野裕子/人文書院)によれば、「柊」は木扁に冬と書くので冬の象徴、「鰯」は水気でやはり冬の象徴.この二つを外に出すことでことで、家の中から冬を追放し一気に春を迎える「迎春呪術」なのだそうです.ご参考までに. -- 2005-02-11 (金) 11:34:57

2005-01-23 珈琲豆を買いに

 十数年ぶりに結石が再発.自分が結石体質だということをすっかり忘れていて、ホウレン草は食べるわ、珈琲はがぶ飲みするわ、夜九時以降の飲食にも無頓着な生活を積み重ねて来た.幸い、一度の破砕でだいたいきれいになり、あとは今後の再発を防ぐべく、毎日の食生活などに配慮を続けていくしかない.
 そんな訳で生活改善の第一歩.まずは午前中はできるだけお茶(できればほうじ茶)を飲むことにした.大好きな珈琲は、午後一杯だけにとどめることに.今までのように安い粉でがぶ飲みするのは止めて、お気に入りのブレンドを、手回しのミルで挽いて、ストーブの上で沸騰したヤカンのお湯をゆっくり注いで一杯だけ、飲む.

二三味珈琲

 お気に入りのブレンドは、海の側の珈琲店へ買いに行く.能登半島の最果てに近い国民宿舎のそばの舟小屋を、亡くなった祖父から譲り受けて、彼女がここにお店を開いてからはや三年.もうすぐ丸四年になろうとしている.「こんな所で商売が成り立つのか?」という周囲の心配をよそに、マイペースでお店を続け、オリジナル培煎を売り物に、着実にファンを増やしている.
 二三味(にざみ)珈琲の「舟小屋ブレンド」と「二三味ブレンド」.
 詳しいことはマガジンハウスの「K:unel クウネル」という雑誌の2004年九月号(Vol.9)に載っています.

  • 私はコーヒーはあまり飲めないのですが(香りは好きです)体調が悪くなるとなぜか、コーヒーの苦さが恋しくなります。 -- 2005-01-23 (日) 23:29:41
  • コーヒーは午前中…会社のデスクにて3杯ほど。飲まないと落ち着きません。クウネルの記事、拝読していたのでピン!ときました。店主のおばあさまの表情がとても印象的でしたから。いわし猫さんちのお近くなの?いいですね…海の近くの珈琲屋さん。 -- 2005-01-24 (月) 15:42:28
  • コーヒーは、今では年に1、2回いただく程度。そのときは良い店でゆっくり味わうのです。周りに喫煙者が居たりすると幻滅で、もう香りも味もダメになるので、禁煙か、喫煙席が屋外の店にしか行きませんが。 -- 2005-01-25 (火) 00:26:50
  • 二三味ってどこかで・・・ -- 2005-01-25 (火) 16:31:11
  • 失敗失敗。  二三味ってどこかで・・・と思ったら、クウネルに出たのですか。きっと立ち読みして記憶にあったのでしょう。今日は帰ったらコーヒー飲もうかな。つい先週はmikeoさんのほうじ茶だった・・・影響されやすい性格。 -- 2005-01-25 (火) 16:34:19
  • 歩いて行ける程近くはないのですが、車で二時間もかかる訳ではないので、やはり近いのかな? クウネルのあの記事、印象深いですよね.そう、写真も. -- 2005-01-25 (火) 20:32:38
  • 今朝、クウネル9号を引っ張り出して再読。本当に、なんて気持ち良さそうな場所なんだろう〜 いわし猫さんはこういう所で生活しているんですねぇ。うん。いいな。すごくいい。 -- 2005-01-28 (金) 16:06:11
  • こだわりの珈琲屋さんていいですね。彼の実家がお茶屋さんなので、最近は日本茶が主流ですが、以前は珈琲ONLYでした。いいなぁ〜私もここの珈琲を飲んでみたぁい♪ -- 2005-01-30 (日) 14:08:55

2005-01-16 豆を煮る

 昔は、一月十五日というのは元旦に次いで特別な日だった.成人の日の旗日(休日)で、成人式で、神社で左義長があって、年賀状の当選番号の抽選会があって、「NHK青年の主張」を見る.朝は遅めの時間に餅を食べて、夜は餅入りのおじやで済ます、というのが私の実家の恒例だったような気がする.
 いつの間にか、「成人の日」は一月の第二月曜日に変わっていて、この祝日制度(ハッピーマンデー?)になって、いったい誰が喜んでいるのか、実の所よくわからない.

小豆を煮る

 それでも今年は、土曜日だったし、こちらの神社では左義長もあったし、少し昔の感じに近い様に思えたので、豆でも炊いてみるか、と思った.余っているお餅に小豆をかけて食べてみたくなった.そんな風に思えたのは、こちらのサイトの皆様の、「食べること」に対する飽くなき情熱に感化されたのかもしれない.
 ただ1つだけ持っているビタクラフトのお鍋で、大納言を煮ています(ストーブの上).売っている小豆は甘過ぎるし、「やらと」のような洒落たお店は近くにないし、苦肉の策、ということで.

  • 私も小豆を炊いています。外は雨だし、ストーブから離れられなくて。皆様に感化されて今年もおいしいもの一筋・・・!今日はお汁粉だぁ^^;大納言もおいしそ〜です! -- 2005-01-16 (日) 15:33:22
  • おいしそうですね。ホカホカと暖かそう。豆って色々あるんですね。勉強になりました。大納言とかよくわからなくて・・私のところではそのようなお名前はあまり聞きません。食べ物の名前にも風情がありますね。 -- 2005-01-18 (火) 00:01:01
  • わたしの使った「大納言」は北海道産ですが、この辺では「能登大納言」という豆を作っている農家もあり、その豆をわざわざ求めて下さる和菓子屋さんや、お醤油屋さんもあるそうです.家族のリクエストに応えて今日も小豆を炊いております. -- 2005-01-23 (日) 11:36:07

2005-01-07 海からの贈り物

 冬至を過ぎたとはいえ、朝日が昇ってくる時刻は、未だ午前七時前後.それなのに、我が家の犬は、午前六時前からやかましく吠えたてる.出勤前に夫が田んぼ道を散歩に連れ出すのが常だが、日祝日は私が替わってあげることになった.1週間に1度程度の散歩では、ダイエットの足しになどならないことは、わかっている.それでも名乗り出たのは、犬を連れて行ってみたい所があったから.
 行く先は、海.歩いて5分程で行けてしまう所に在りながら、一人ではなかなか足を向けられない.犬を連れて海岸線を散歩.ここが湘南なら絵になりそうなものだが.

貝とか

 明けやらぬ漆黒の海岸線.それでも不思議と怖いとは思わない.少し歩いていれば、帰る頃には水平線の境目から、希望のような明るみが滲み出てくる.海の側で暮らして、波に飲み込まれてしまった人たちの気持ちを少しだけ想像してみる.

 ある日、明るい時間にビーチコーミングをしてみた.波の荒い日の後なら、もっときらびやかな貝殻も拾えるそうだが.初心者の私の収穫はこの程度.(「道真人形」とお皿は自前)
 これを今年は日課にしたいものである.

  • 夜が明けるときの海。明るみが滲み出る、という言葉からその情景が浮かんできました。ここは山の中。夜明けは山と空の境目からやってきます。控えめな色の貝たちも、美しいですね。 -- 2005-01-07 (金) 21:48:41

2005-01-01 謹賀新年

 新年明けましておめでとうございます.

門松

 なんだかんだ言っても新しき年の始まり.ということで.我が家の門松などを飾らさせていただきました.
 造園関係の職場で働いているうちの旦那は、三十代後半にして書店員から今の仕事に華麗なる(?)転職を果たし、冬場は雪吊りや門松作りなどに勤しみます.門松に使う植物の由来を尋ねましたが、詳しいことは知らないようなので、使った草木の名前のみを列挙しておきます.

 松
 竹
 梅
 ユズリハ(若い者に何かを譲る、という意味らしい)
 梅もどき(南天の代わりに)
 千両など

 本年も良いことがたくさんありますよう、宜しくお願い致します.

  • あけましておめでとうございます。わが家は門松をたてないので、いいものを見せてもらいました。ありがとうございます。こちらは、この他に葉ボタンも植えられる家が多いです。そのうち、どこかの写真を私も添付しましょう。こちらは雪のお正月でした。今年もどうぞよろしくお願いします。 -- 2005-01-01 (土) 22:02:39
  • 新年おめでとうございます。清々しい門松、気持ちがしゃんとします。うちも松に輪飾りと簡単なので、久しぶりにきちんとしたお飾りを見せていただきました。今年もよろしくお願いいたします。 -- 2005-01-03 (月) 00:03:11
  • 朧月夜さん、SAYAさん、あけましておめでとうございます.お言葉ありがとうございました.作った人(旦那)が「葉ボタンはキャベツみたいで好きでない」ので、入れてないそうです.また、高さも「高すぎるんじゃない?」と申しましたら、「高い方がかっこいい.もっとデカいのは181センチ(い・わ・い)だ」と解説してくれました.今後ともどうか宜しくお願い致します. -- 2005-01-03 (月) 17:21:50
  • うちも門松無しなの。門が大きいのに飾りませんので結婚してすぐに聞きましたが昔から無いそうです。181センチですかー?夫が今183センチなので年取って縮んだら慰める時に言いましょう。「い・わ・いになるからめでたいのよー」って。良い事を聞きました。ありがと。今年もよろしくお願いいたしまするーー。 -- 2005-01-04 (火) 00:53:37

2004-12-28 北陸・冬の味覚(その2)

 なんだかやっと年の瀬らしくなってきて.
 雪は散らつき、しめ縄やら宝来やら、おせちの算段が始まって.
 明日は旦那が門松を作って、あさっては、餅搗き(機械だけど).
 そんな中、一人年賀状の仕分けのバイトにいく私(顰蹙?).

かじめ汁

 そしてこの粕汁が朝餉や夕餉の食卓にのぼる時、「冬が来た!」ことを実感する.半島の海岸に打ち寄せる海藻、「かじめ」の粕汁.寒さを忘れるひとときである.
 右の小皿にのっているのは切ってある姿.これにアツアツの粕汁を注ぐと、色が緑に変わります.「かじめ」の原寸大の写真はまた後日.
 今年一年、かわうそアパートの風信メンバーに加えて頂けて、大変楽しうございました.どうか皆様、よい年末年始をお迎え下さい.そしてまた来年も宜しくお願いします!

  • 湯気が素敵に表してますよね。東京者のわたしに素敵なものを教えてくださってありがとう。これからもよろしく。来年が素敵な年になられますことを。。。 -- 2004-12-28 (火) 18:19:51
  • 十三夜さん、いつもコメント頂きうれしうございました.これからもどうかよろしく.さすがに年末は書き込みなども滞ってますね(大掃除の気晴らしに覗きにきました). -- 2004-12-31 (金) 09:18:41

2004-12-21 太陽の誕生日

 北陸中日新聞の「けさのことば」(岡井隆/選より)

〜ゲーテは毎年冬至前の数週間を憂鬱な気分のうちにすごし、嘆息するのをつねとした.〜『天才の心理学』クレッチュマー(内村祐之訳)

 天才凡人に関わらず、この時期に気分がすぐれない(というか落ち込む)のは、そう珍しいことではないのでしょう.

冬至の南瓜

 いつも聞くラジオ(NHK第一放送の「ラジオほっとタイム」)によれば、今日の関東地方は、北風が吹いて寒いとか.こっちは、いつも通りの季節が来たなあ、とむしろ安心したような感じですが・・
 また、そのラジオで誰かゲストさんが言っていたのですが、「冬至は立冬と立春の中間だから、冬のまん中でもあり、気温的にはこれからどんどん下がっていくので、冬の始まりでもあり、ただ、日照時間はこの日を境にして少しずつ伸びていくので、「太陽の誕生日」なのですよ」・・だそうです(言葉通りではないと思われます、かなり自己流に解釈してます).

 今日は頂いた南瓜を炊いて、柚子湯に入って、冬至三昧.

  • 太陽の誕生日 ・・・ 一陽来復の日。でも「冬の始まり」というのはどうでしょうね?2004-12-21 (火) 21:17:09ああ、冬至南瓜が・・・ --
  • 冬至三昧ですか、いいですねえ。かぼちゃの上の徳利が・・・ -- 2004-12-21 (火) 21:19:43
  • うちの冬至南瓜は醤油がやや濃くて難。柚子湯は日曜にスーパーで買っておいたパック入り乾燥柚子。「三昧」とはほど遠い、インスタントです。羨ましい…。 -- 2004-12-21 (火) 23:35:44
  • >かわうそさん.そうそう、「一陽来復」、その言葉が言いたかったのです.陰極まって陽に転ずる、その境界点(?)の感じが好きです. >やごろうどんさん、よい所にお目が.あれは旦那の晩酌用の珠洲焼の徳利です.先週の「サザエさん」でみたとかいって、鍋にお湯わかして自分で晩酌準備をしてます(私はノータッチ). >めえめえさん、風流そうなことを書きましたが、結局昨日はお風呂に入らず寝てしまいました(^^; 終い湯は寒くてね〜(ヨメの愚痴です)ははは・・  -- 2004-12-22 (水) 09:33:29

2004-12-13 北陸・冬の味覚(その1)

 我が家の朝食の90%は「ご飯」.今の日本では少数派かも.納豆とみそ汁の味にうるさい息子と、漬け物と海苔があれば満足の義父母と夫.朝からハムだの卵だのを必要とするのは、私と小2の娘だけ.
 味覚音痴で、不器用で、漬け物なんてなくても平気な私.対する義母は柿の百個くらいペロリと剥いて、白菜でも大根でも梅干しでも自分で漬ける.桶職人だったという今は亡き大爺が残した木の桶は、今でも現役で使われている.

写真の説明

 結婚するという話になって、当時の彼(=今の旦那)の両親から、御歳暮として「蕪寿司」が届いた時は、困った.こんなもの、絶対に一人じゃ食べられない.酒豪が多く揃っていた、当時の会社に持っていた時には、喜ばれたけれど.

 結婚して12年、奥能登に引越して5年目の冬、ようやくこの味が「うまい」と思えるようになりました.我が家謹製の塩サバをつかった「かぶら寿司」.

  • 忙しかったので久しぶりにこのHPにお邪魔したのですが、すばらしい歳時記が連発ですね。下の『あえのこと』の写真、いいですねぇ!日本人の心が写っています。そして上の『蕪寿司』も素敵!!自家製なんてすごいっ!!おいしそう、私の大好物です。いいなぁ、どうやって作るんだろう・・・ -- 2004-12-14 (火) 11:27:26
  • きゃ〜〜、蕪寿司〜〜!!まもなく実家から届くはずですが、先に目で味わわせていただきます。ごちそうさまです。m(__)m 何でも手に入るような東京ですが、よく売られている「金沢」のは、お隣なので、味がやはり違うんですよね。こういうものは、どうしても、舌が覚えている味っていうのはありますから・・・。あ、あと、どうしても手に入らなくていつも親に頼んでいるのは黒豆のお餅と昆布のお餅!これらが届くと、やっと正月準備です。 -- 2004-12-14 (火) 12:38:11
  • >>酒豪が多く揃っていた、当時の会社<< ・・・ なるほど。2004-12-14 (火) 12:46:53今もその会社には伝統が生き続けているようです、と知り合いの顔を思い出しながらのコメントでした。 --
  • >桃さん、お誉めの言葉など頂き光栄です.大変自己評価の低いタイプなので、照れてしまいます.「かぶら寿司」年末年始用の仕込みを、この週末にするみたい.今回はお手伝いできるかな? >ゆうさん、北陸仲間からのコメントは、なんだかとても暖かくうれしいです.「昆布のお餅」というのは初耳です.どんなものか一度食べてみたいです. >かわうそさん、そうですか、社屋は変わっても、社風は相変わらずですか.わかるだけに納得です. -- 2004-12-17 (金) 09:54:51
  • 「昆布のお餅」北陸でも珍しいものなのでしょうか・・・。私の家では定番なのですが・・・。黒豆のかわりに切り昆布がはいっているんです。大きな昆布を細かく切ってつきあがったお持ちに混ぜていきます。結構おいしいですよ、お試しあれ! -- 2004-12-17 (金) 12:55:29

2004-12-05 あえのこと

田の神迎え

 毎年十二月五日は、奥能登で「あえのこと(=田の神迎え)」という行事が行われる.その年の豊年満作に感謝し、田んぼにいる田の神様を家々の座敷に招き入れ、御膳をふるまい、湯あみまでもすすめるという行事である.真言宗の家庭などでは今でも正式な形で行っている家もあり、当主(ゴテ)が正装し、盲目と言われる田の神様の手を引くように案内し、料理の詳細を声に出して説明したりもする.

学校の給食

 今年、学校の給食でもはじめて「あえのこと給食」という企画が組まれ、学校田から校長先生が田の神様を案内し、簡易な形ながら子どもたちも「小豆ご飯、煮しめ、なます、焼き魚(シャケ)、豆腐のみそ汁」というメニューを食べていた.今年の12/5は日曜日なので、12/3の金曜日に行われた次第.

 今日はその当日であり、午後から行われるお宅にこれからお邪魔し、写真を撮ってこようと思います.

  • アエノコトは、有名な行事で本では良く読むのですが、身近にこういう行事が残っている乗ってすごいことですね。2004-12-05 (日) 12:43:28もし、アエノコトに関係する話を書くことがあれば、今回の写真、使わせてもらえるようにお願いするかもしれません。感動! --
  • 鹿児島・宮崎には「田の神さあ」と呼ばれる像が、田んぼのあぜ道にあったりするんですが、奥能登にもあるんでしょうか。残して欲しい行事ですね。 -- 2004-12-05 (日) 21:11:08
  • 守っていく人がいてくださるから、続いている行事でしょうね。その当人にはいろいろご苦労もあるでしょうが、それでも、残していかれる事なのでしょう。今頃は、こちらは新嘗祭の季節です。 -- 2004-12-05 (日) 22:15:54
  • うちは真言宗です。生家もそうでしたので同じだと気楽ね。でも「アエノコト」は初めて聞きました。結婚してお盆に仏壇の飾りつけとメニューが決まっているのと、ちょうちん持ってお墓へお迎えするのが驚き

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Last-modified: Sun, 23 Sep 2007 23:32:06 JST (4375d)